エコキュートにするか、プロパンガス給湯器にするか…。光熱費や設置費用、そして災害時の安心感まで考えると、迷ってしまう方は多いと思います。私自身も、二世帯住宅でエコキュートを使ってきた経験があり、途中で「ガスに切り替えた方がいいのかな?」と本気で悩んだことがありました。
この記事では、プロパンガスとエコキュートどっちがお得か気になる方に向けて、費用や特徴をわかりやすく比較しながら、それぞれのメリット・デメリットを整理していきます。
さらに、実際にエネピでプロパンガスに切り替えた体験談レビューもご紹介。リアルな節約効果まで数字で確認できます。
分かりやすく解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事を読むとわかること
- プロパンガス給湯器とエコキュートの費用・ランニングコスト比較
- エコジョーズや併用スタイルなど最新の選択肢
- オール電化からガスへ変更する際の費用や注意点
- 実際の体験談レビューからわかる節約効果と申込の流れ
プロパンガスとエコキュートの基礎と比較
まずはプロパンガス給湯器とエコキュート、それぞれの基本的な特徴を整理していきましょう。
どちらも家庭でお湯を作るための設備ですが、仕組み・費用・光熱費・耐用年数などに大きな違いがあります。選ぶ前に一度比較しておくことで、「思っていたより高かった」「光熱費が予想以上にかかった」といった後悔を防ぐことができます。
プロパンガスエコキュート比較:費用・効率・快適性
ここでは導入費用・ランニングコスト・耐用年数などを一覧で比較します。
| 項目 | プロパンガス給湯器(エコジョーズ含む) | エコキュート |
|---|---|---|
| 本体価格 | 約15万〜40万円 | 約70万〜110万円 |
| 設置工事費 | 約4万〜6万円 | 約10万〜20万円 |
| 耐用年数 | 約10〜15年 | 約10〜15年 |
| 光熱費(年間目安) | 約93,000〜159,000円 | 約22,000〜35,000円 |
| 水圧 | 高め(直圧式) | 低め(減圧式)※高水圧モデルあり |
| 設置スペース | コンパクト | タンク+ヒートポンプが必要 |
結論として、初期費用はプロパンガス給湯器の方が圧倒的に安いです。
しかし、毎月の光熱費はエコキュートが約1/4程度と大幅に抑えられるため、長期的にみると逆転するケースが多くなります。
プロパンガスエコジョーズの仕組みと効率
プロパンガス給湯器の中でも、省エネ型として人気なのが「エコジョーズ」です。
これは燃焼の際に出る排熱を再利用して水を温める仕組みで、従来型が約80%の熱効率なのに対し、最大95%の高効率を実現しています。
エコジョーズは、特に4人以上の家族でお湯をたっぷり使う家庭に向いています。逆に、単身世帯や2人暮らしで使用量が少ない場合、初期費用の差額を取り戻すまでに時間がかかることもあります。
- メリット:ガス代の削減、CO₂排出削減
- デメリット:機器価格が従来型より3〜4万円高い、メンテナンスの手間がやや増える
このように、使うお湯の量が多い家庭ほど、エコジョーズの恩恵を受けやすいのです。
プロパンガスからエコキュートへ乗り換える判断軸
「ガスから電気に変えるべき?」と迷う方にとって重要なのは、初期費用とランニングコストのバランスです。
- 初期費用:エコキュートはプロパンガス給湯器の約2〜3倍
- ランニングコスト:エコキュートはガスの約1/4
- 回収期間:平均すると7〜10年で元が取れることが多い
また、エコキュートは自治体によって補助金制度が用意されている場合があり、導入費用をさらに抑えられることがあります。導入前には必ず自治体の補助金情報をチェックしておきましょう。
「短期間しか住まない予定の家」や「2人暮らしでお湯の使用量が少ない家庭」では、初期費用を抑えたガス給湯器が現実的です。一方、「長く住む予定」や「お湯をよく使う家庭」では、エコキュートの方が確実にお得です。
エコキュートプロパンガス併用のメリット・デメリット
実は、エコキュートとプロパンガスを併用する家庭もあります。
- メリット
- 災害時にどちらかが使える(停電時はガス、断水時はタンクの残り湯)
- 昼間の調理はガスの方が安い場合もある
- ガスコンロはどんな鍋でも使える
- デメリット
- 設備が増える分、初期費用や維持費が高くなる
- エコキュートの昼間沸き上げは電気代が高くなる場合がある
- メンテナンス対象が増える
結論として、光熱費を最小化したい人はオール電化+エコキュート、災害への備えや調理の利便性を優先する人は併用が向いています。
プロパンガスとエコキュートの現実解:家計・施工・運用
ここからは、実際に導入する際に多くの方が悩む「費用」「施工」「日々の使い勝手」について解説します。机上の比較だけでなく、現場でよくある疑問や注意点もまとめました。
エコキュートからプロパンガス給湯器へ切替のポイント
すでにエコキュートを使っているご家庭が、寿命を迎えたときにプロパンガス給湯器へ切り替えるケースもあります。
その際のポイントは以下の通りです。
- 初期コスト:プロパンガス給湯器は本体+工事で約20万円前後から導入可能
- 配管・電源:ガス管やボンベ設置が必要、電源は100V対応が多い
- ランニングコスト:毎月のガス代が基本料金+使用料として発生
- 向くケース:お湯の使用量が少なく、短期間しか住まない予定の家
前述の通り、エコキュートはランニングコストで優れるため、長期的に住むならエコキュートの継続が有利です。ただし「設置スペースがない」「寒冷地で効率が落ちやすい」といった環境では、ガス給湯器への切り替えも十分に検討の余地があります。
オール電化プロパンガス併用はアリか
オール電化にするか、ガスを残すかで迷う方も多いでしょう。実際にはエコキュートで給湯、ガスで調理という併用スタイルも珍しくありません。
- IHクッキングヒーター:昼間の電気代が高いと割高になる
- ガスコンロ:火力が強く、どんな鍋でも使える
特に料理好きの方は「やっぱり直火のガスがいい」と感じることもあります。
また、災害時にはエコキュートのタンクに残ったお湯と、プロパンガスでの調理を併用できるため、安心感が増します。
結論として、料理の快適性や防災面を重視する家庭では併用がベストと言えます。
オール電化からプロパンガスに変更費用の目安
オール電化からプロパンガスに戻す場合、気になるのは費用感です。
- ガス給湯器本体:15万〜40万円
- 工事費:4万〜6万円(ボンベ設置・配管接続など)
- ガスボンベ・メーター:基本的にガス会社が設置(ユーザー負担なし)
ここで注意したいのが、ガス会社による「無償貸与」契約です。一見お得に見えますが、実際には本体代や工事代がガス代に上乗せされ、契約期間の縛りが発生するケースも。
相見積もりを最低3社から取り、料金・条件を比較することが失敗しないコツです。
プロパンガス給湯器エコジョーズの選び方
プロパンガス給湯器を導入する場合、エコジョーズを選ぶ方が増えています。
選ぶときのポイントは以下です。
- 号数:家族人数に合わせて(4人なら24号、5人以上なら26号)
- 機能:フルオート(自動お湯はり+追い焚き)、オート(自動お湯はりのみ)
- 設置環境:屋外据置型・壁掛け型を敷地条件で選ぶ
- 排気方式:近隣住宅が近い場合は排気方向に配慮が必要
さらに、少人数世帯では従来型でも十分な場合があり、家族構成や使用量に合った機種選びが大切です。
【体験談】4人家族のエネピ体験と節約効果レビュー
ここで、私自身が利用したエネピ経由でのプロパンガス切替体験をご紹介します。
- 切替前:月平均12,800円(年間約153,600円)
- 切替後:月平均8,500円(年間約102,000円)
- 節約効果:月4,300円安い、年間51,600円の節約 → 5年で約258,000円!
場所は静岡県伊豆市。田舎なので都市ガスは通っておらず、ずっと高いガス代を払い続けていました。正直「こんなに簡単にここまで安くなるなら、もっと早くやればよかった…」と思いました。
申し込みはネットから数分で完了し、見積もり〜設置まですべてエネピがサポート。ほとんど手間もかからず安心でした。
もし「ガス代が高いな」と感じているなら、一度無料で見積もりをとるだけでも損はしません。
導入前チェックリストと最適解の見つけ方
最後に、導入前に確認しておきたいポイントをまとめます。
- 家族人数(お湯の使用量)
- 設置スペース(タンクやボンベが置けるか)
- 気候(寒冷地かどうか)
- 電気料金プラン(夜間割引の有無)
- 補助金(自治体で対象かどうか)
総合的に見て、長く住む家であればエコキュート、短期的・少人数ならプロパンガス給湯器が向いています。
迷ったらまず見積もりを比較してみるのが、後悔しない一番の近道です。
プロパンガスとエコキュートのまとめと最終判断
ここまで、プロパンガス給湯器とエコキュートの特徴や違い、実際の費用感や体験談をご紹介してきました。改めて要点を整理してみましょう。
- 初期費用が安いのはプロパンガス給湯器
- ランニングコストが安いのはエコキュート(およそ1/4程度)
- 災害時に強いのは両方を組み合わせた併用スタイル
- 設置環境や家族構成によってベストな選択は変わる
つまり、短期的に見ればプロパンガスが有利ですが、長期的に家計を守るならエコキュートが有力候補となります。
また、実際にエネピでプロパンガス会社を切り替えた私の体験談からもわかるように、「ガス代は会社選びで大きく変わる」のも現実です。毎月の固定費を抑えることは、10年スパンで見ると驚くほどの差になります。
最後におすすめしたいのは、まず一度見積もりを比較することです。補助金やキャンペーン、ガス会社の料金設定は地域やタイミングで大きく異なります。
「自分の家ではどちらが本当にお得なのか?」
この疑問を解消するのが第一歩です。大きな買い物だからこそ、慎重に情報を集めて、納得のいく選択をしてくださいね。
