プロパンガスで毎日自炊をして、さらにシャワーも毎日浴びると、月々のガス代はいくらぐらいになるのでしょうか。
「自炊のほうが節約になると思っていたのに、ガス代が高くて驚いた…」という声は少なくありません。実際、プロパンガスは都市ガスより料金が高いため、生活スタイルによっては想像以上に請求額がかさんでしまうのです。
そこで本記事では、プロパンガスで毎日自炊する場合のリアルなガス代相場をわかりやすく紹介します。さらに、都市ガスとの料金差や自炊で増えるガス使用量の中身、そして節約の工夫や乗り換え体験談まで、実際に暮らしている方の視点から丁寧に解説します。
「プロパンガスは高いから仕方ない」とあきらめる前に、ちょっとした工夫でどこまで下げられるのか、一緒に見ていきましょう。
この記事を読むとわかること
- プロパンガスで毎日自炊したときのガス代目安と変動要因
- 都市ガスと比べたときの料金差や、シャワー利用時の費用感
- 自炊によるガス使用量の内訳と、減らすための工夫
- エネピでガス会社を切り替えた実体験と節約効果
プロパンガスで毎日自炊したときのガス代相場
プロパンガスで毎日自炊をする場合、月5,000円~9,000円程度がひとつの目安になります。
ただし、これは「料理」だけの費用ではなく、シャワーやお風呂などの給湯も含めた金額です。特にシャワーを毎日15分ほど浴びると、ガス代の大部分は給湯に使われているのが現実です。
実際、同じ「毎日自炊」でも、プロパンガスか都市ガスかによって月額が大きく変わります。さらに、季節による水温の違いも無視できません。夏と冬では2倍近く差が出ることもあるため、一人暮らしでも油断できない支出なのです。
毎日自炊したときのガス代と都市ガスの違い
まずはプロパンガスと都市ガスの違いを押さえておきましょう。
| ガスの種類 | 夏の平均 | 冬の平均 | 年間換算 |
|---|---|---|---|
| プロパンガス | 約5,300円 | 約9,300円 | 約87,000円 |
| 都市ガス | 約3,100円 | 約6,000円 | 約55,000円 |
※エネピ調べ(東京都・2023年時点の一人暮らし世帯)
このように、プロパンガスは都市ガスの1.5倍〜2倍の料金がかかります。特に冬は水温が低いため、ガスを多く消費しやすく、請求額に大きく影響します。
一人暮らしの自炊と都市ガスのガス代目安
では、「一人暮らしで毎日自炊する場合」に焦点を当ててみましょう。
- 都市ガス利用:月3,000〜6,000円程度
- プロパンガス利用:月5,500〜9,500円程度
一見すると数千円の差ですが、年間にすると2〜3万円以上の差になります。
「自炊=節約」と思っていても、プロパンガス地域では光熱費の節約効果が半減してしまう可能性があるのです。
一人暮らしでガス代8000円はプロパンだと普通?
「自炊していないのに、毎月8,000円も請求された…」という声もよく耳にします。
結論から言えば、プロパンガスなら月8,000円は決して珍しくない金額です。特に以下のような条件に当てはまると、すぐに8,000円を超えてしまいます。
- 毎日15分以上のシャワーを浴びている
- 冬場にお湯を使う頻度が高い
- 鍋料理や煮込み料理など、長時間ガスを使う調理が多い
一方、都市ガスなら同じ生活スタイルでも半額程度で収まるケースが多いため、ガスの種類による違いを知っておくことは大切です。
自炊で増えるガス使用量と影響する4つの要素
自炊が多いと「ガス代が一気に上がった」と感じる人もいます。
ただし、料理そのものよりも「調理方法」や「使い方」によってガスの消費量は大きく変わります。
ガス使用量を左右する主な4要素は以下の通りです。
- 火力:強火より中火・弱火のほうが効率的
- 調理器具:底の広い鍋やフライパンは加熱効率が良い
- 調理時間:煮込み・揚げ物はガス消費が多い
- 季節:冬場は水温が低く、給湯に多くのガスを消費
例えば、中火で10分調理するだけでも毎月数百円単位でガス代が変わることがあります。
また、電子レンジやIH調理器を併用すれば、プロパンガス代をさらに抑えることができます。
プロパンガスで毎日自炊しながら節約する方法
プロパンガスは都市ガスよりも高いため、「仕方ない」と思ってしまいがちですが、ちょっとした工夫で毎月1,000円〜2,000円ほど節約することも可能です。
ここでは、一人暮らしで毎日自炊する人が取り入れやすい節約法や注意点をまとめました。最後に、私自身が体験したエネピによる乗り換え効果も紹介します。
一人暮らしでシャワーだけの場合のプロパンガス代
お風呂よりもシャワーのほうが安いイメージがありますが、毎日15分シャワーを浴びると月4,000円〜5,000円程度はかかります。
- シャワー10分:月約3,000円
- シャワー15分:月約4,000〜5,000円
- シャワー20分:月約6,000円以上
特に冬場は水温が低く、ガスで水を温めるエネルギーが増えるため、シャワー時間が長いほど割高になる点には注意が必要です。
つまり、「シャワーだから節約になる」とは限らないのです。
プロパンガスの一人暮らしでガス代を抑える工夫
プロパンガスで毎日自炊する場合、以下の工夫を取り入れると効果的に節約できます。
キッチンでの節約ポイント
- 中火で調理:強火は効率が悪く、鍋底から火がはみ出すと無駄。
- 底の広い鍋を選ぶ:短時間で加熱できる。
- 落とし蓋を活用:弱火でもしっかり火が通る。
- 電子レンジを併用:下ごしらえをレンジで済ませるとガス使用時間を削減。
お風呂・シャワーでの節約ポイント
- お湯の温度を下げる(42℃ → 38℃でも十分快適)
- シャワーを出しっぱなしにしない
- お風呂は追い焚きで管理:毎回入れ替えるよりも節約になる
これらを組み合わせれば、月に1,500円〜2,000円程度の節約も十分に可能です。
一人暮らし女性が感じるプロパンガス使用量と注意点
特に女性の一人暮らしでは、料理回数が多い・お湯を使った洗い物が増える・シャワー時間が長くなりがちといった傾向があります。
そのため、同じ「一人暮らし」でも男性よりガス使用量が高くなるケースも見られます。
また、冬の長時間シャワーや半身浴はガス代を大きく押し上げる要因になります。
光熱費を抑えつつ快適に暮らすためには、以下のような工夫が大切です。
- シャワーは15分以内を目安にする
- 冬場は浴室を暖めてから短時間で済ませる
- 食器洗いはお湯をためてまとめ洗いに切り替える
「節約と快適さのバランスをどう取るか」がポイントですね。
プロパンガスを節約する知恵とエネピでの切り替え体験
節約ワザを実践しても、プロパンガスはやはり都市ガスより割高です。
そんなときに検討したいのが、ガス会社の切り替え。
実はプロパンガスは自由料金制なので、同じ地域でも会社ごとに料金が大きく異なるのです。
私のエネピ体験談(4人家族・静岡県伊豆市)
- 切り替え前:月平均 約12,800円(年 約153,600円)
- 切り替え後:月平均 約8,500円(年 約102,000円)
- 節約効果:月 約4,300円、年 約51,600円
- 5年間で約258,000円も節約!
感想としては、「もっと早くやればよかった…」の一言。
申し込みはエネピのサポートでスムーズに進み、手間もほとんどかかりませんでした。
節約テクニック+ガス会社の見直しを組み合わせれば、プロパンガス代は思った以上に下げられます。
プロパンガスで毎日自炊するときのまとめ
ここまで、プロパンガスで毎日自炊をしたときのガス代相場や節約のコツを紹介してきました。最後にポイントを整理しておきましょう。
本記事のまとめポイント
- 一人暮らしでプロパンガス+毎日自炊+シャワー15分なら、月5,500円〜9,500円程度が目安
- 都市ガスなら半額近くになるケースもあり、年間2〜3万円以上の差が出ることもある
- 自炊でガス代が増える原因は、火力・調理時間・鍋の効率・季節の4要素
- 節約するなら、中火調理・落とし蓋・レンジ併用・シャワー短縮が効果的
- プロパンガスは自由料金制のため、ガス会社を変えるだけで大幅に安くなる可能性あり
まとめのひとこと
プロパンガスは「高い」というイメージが強いですが、工夫次第で確実に節約は可能です。
特に、お風呂・シャワーの使い方と自炊の調理法を見直すだけでも毎月のガス代は下げられます。
そして、もっと大きな効果を狙うなら、私が体験したようにエネピでのガス会社切り替えを検討してみるのがおすすめです。
「もっと早くやればよかった」と思うほど、手続きは簡単でサポートも充実していました。
毎日の暮らしに欠かせないガス代だからこそ、小さな工夫と仕組みの見直しで無理なく節約していきましょう。
